鞄に入れたい次の本

読書が好きな大学生の備忘録。週に二、三回更新できれば御の字。今の自分に追いつくまでは読んだ時系列めちゃくちゃです。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

眠りから復帰

お久しぶりです。 ちょっと忙しくなっただけで目標の週2投稿が出来なてなかった点、自分の弱さが早速出てしまいました。 1週間何をやってたかですが、何か読書好きの人為に新しいサービスを作れやしないかと思考を巡らせていました。 現時点で「読書メーター…

書評:インパール

著者:高木俊朗 出版社:文春文庫 長い間本棚に眠っていた作品です。買った当初はあまりにも漢字と知らない地名が多すぎて、あまり読み進める気が起こらなかったので、いつか読まないとなと思いつつ逃げてました(笑)他の作者さんの作品で太平洋戦争をテー…

書評:サロメ

著者:原田マハ 出版社:文藝春秋 またまた原田さんの作品です。最近影響受けすぎて、西洋画や西洋美術史もちょっと勉強しようと思い立ったくらいです。大学生の間は美術館もただで入れるので(常設展は)、学生最後の年にそういった恩恵も受けとこうという…

書評:私という運命について

著者:白石一文 出版社:角川文庫 今日は白石一文さん著の作品をご紹介。5月8日に文庫の「もしも、私があなただったら 」が再版で販売になったので、久しぶりに白石さんの作品読みたいなと思ってた中でブックオフで出会ったやつですね。毎度毎度ですが、白石…

今週の仕入れ

こんばんは。段々と暖かい日が増えてきましたね。天候が不安定な日が多いのも夏が近い証拠だなと思って過ごしている今日この頃です。大学もようやく研究室が動き始め、この読書に入り浸れる日々も終わりが近いのかなと思うと不謹慎ですが少々残念にも感じら…

本の読み方(小説)

こんばんは。今日は本の読み方の後編、小説についての僕の読み方を書きたいと思います。前回の学術・ビジネスとは異なり、「楽しむ」という事を主体においているので、それぞれが一番楽しめる方法で読んでいただくのが一番なのですが、個人的なお勧めを書か…

書評:楽園のカンヴァス

著者:原田マハ 出版社:新潮社 ”また原田マハやん”と思われるかも知れませんが、連続です。ヲタク気質の癖で、いったん気にいった作品を見つけると、その著者の作品をかたっぱしから読みたくなります。特に原田さんの作品は自分を芸術の世界へと連れて行っ…

書評:パレートの誤算

著者:柚月裕子 出版社:祥伝社 久し振りに読んだ刑事物のミステリー小説です。(厳密には主人公は刑事ではないですが)こういう系の本は単に浅い嫉妬や憎悪が動機になったり、いかに刑事が有能でかっこいいかなどの作品が嫌で忌避しているのですが(THE偏見…

書評:暗幕のゲルニカ

著者:原田マハ 出版社:新潮社 「たゆたえども沈まず」を読んで著者の作品に惹かれ手に取りました。その為に作品順としてはぐちゃぐちゃなのですが、いつものことなので許してください。 ゲルニカは直接は目にしたことはないものの、WWIIが産んだ名作として…

本の読み方(学術・ビジネス)

こんばんは、GWも終わりが見えてきてしまいましたね。とはいっても緊急事態宣言の延長もあるのでいまだに在宅メインの人は多いと思います。まだまだ本が読めるぞ!と思ってしまうのは僕だけでしょうか。(多分そう) という訳で、「時間もあるし流石に本を読…

他ならぬ場所へ

こんばんは。最近、外出といえば食料品の調達の為に徒歩2分のスーパーにしか行かずSTAYHOMEを心掛けている筆者です。記事のタイトルは、僕が隠れファンである白石一文さんを意識してみました。 それはさておき、流石に家にこれだけいると読む本がだんだんな…

書評:蜜蜂と遠雷

著者:恩田陸 出版社:幻冬舎 今日は僕が恩田陸さんを知ることになった小説を紹介したいと思います。それまで自分が没頭してきた作家は、村上春樹さん、東野圭吾さん、海堂尊さんとった感じでミステリーよりの作品の作家だったのですが(村上春樹さんは万人…

当選!

GWに入りましたね。コロナ禍の中で外出や旅行を控えないといけないので、基本的に毎日家で本読んだり自炊したりの生活になる事が悔やまれます。まぁみんな同じなので仕方がないです。むしろこんな状況下でも荷物を届けてくれる配送業者の方や、懸命に仕事を…

書評:マチネの終わりに

著者:平野啓一郎 出版社:毎日新聞出版 “マチネ(matinee)”はフランス語で、朝・午前のこと。 対義語は夕方、日が暮れた後の時間を表わす“ソワレ(soiree)”。 舞台興業、特にミュージカル、バレエ、オーケストラの公演などでよく使用される言葉。 劇場で…

書評:革命前夜

著者:須賀しのぶ 出版社:文藝春秋 聖地・丸善御茶ノ水店で購入。確かその日は違う作品を探しに行ったのだけれど、(首都感染だったかな..)文庫コーナーで担当者イチオシ!のポップがあったので、興味が湧いて手に取って裏表紙読んでみたら、なんかもう好…