鞄に入れたい次の本

読書が好きな大学生の備忘録。週に二、三回更新できれば御の字。今の自分に追いつくまでは読んだ時系列めちゃくちゃです。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

書評:たゆたえども沈まず

著者:原田マハ 出版社:幻冬舎 ブクログでの高評価が気になって手に取りました。表紙の絵、ゴッホの「星月夜」ですね。ゴッホ展行ったり、ゴッホの映画を観に行った事がこんなところに生きてくるとは思っていませんでした。表紙やタイトルが、「この小説は…

書評:流浪の月

著者:凪良ゆう 出版社:東京創元社 2020年本屋大賞受賞作。ノミネートされていたのは知っていたのですが、色々あって手に取るのが遅れてしまった作品です。発表当日はインターネットで配信見ていいて、発表から10秒でポチりました。現代社会だからこそ起こ…

書評:東京百景

著者:又吉直樹 出版社:角川文庫 又吉直樹さんの作品。東京百景初版の際は、又吉さんが作家である事すら気を留めていなかったと思う。それが、劇場、火花、夜を乗り越える、人間を読んだ事で一気に変わっていった。こんな美しい文章を書く彼は何を思ってい…

書評:禁じられた楽園

著者:恩田陸 出版社:徳間文庫 恩田陸さんの作品です。新装版が出たという事でせっかくなので買ってみようと思って手に取りました。コロナ禍という事もあり1日を贅沢に使って一気に読み切ってしまいました。あと表紙の高杉真宙がかっこいい。 あらすじ 建築…

趣味としての読書

唐突ですが、自己紹介の際に趣味が「読書」と言える人は世の中にどれくらいいるのでしょうか。これは先日、自分が就職活動を行う中で「あなたの趣味はなんですか?」と問われ「読書です」といった際に感じたことです。 面接官が「出たよ読書っていうやつ....…

書評:未必のマクベス

著者:早瀬耕 出版社:早川書房 2020年4月の今、自分の紹介したい本の中の秘蔵っ子。ミステリーに見せかけたお洒落な恋愛小説です。元々の出会いはブックオフで「何か良い作品ないかな」と探していた時なのですが、ジャケ買いして大正解でした。シェイクスピ…

書評:ザリガニの鳴くところ

著者:ディリア・オーエンズ、友廣純訳 出版社:早川書房 原作:Where the Crawdads Sing この本も書店で見かけた際に、帯コメントを見て気になった本です。「2019年アメリカで一番売れた本」なんて書いてあったら手に取らずにはいられない。単純な性格でど…

読んで良かった本TOP10

ここ最近で自分が"大学生として"読んで良かったな・為になったなと思う本の10冊です。テーマが入り乱れているので比べるのは違う気もしますが、読んできた本の中から選ぶとなると順位付けした方がやりやすかったのでご了承ください。(2020年4月更新) 1位:…

個人的な小説ランキングベスト10

前置きなしに「おすすめの小説はなんですか?」と聞かれたら「とりあえず読んでみ?」と紹介する和書ベスト10ですね。異論しかないと思いますが、これはあくまで自分の感性を元にしたランキングです。参考にしてもしなくてもどちらでも(2020年4月更新) 1位…

書評:真夜中のすべての光(上・下)

著者:富良野馨 出版社:講談社 以前Twitterをパトロールしていた際に、表紙の帯のコメントが気になってから「読んでみたい」と思っていた本です。富良野さんの作品は一度も読んだ事がなかったのですが、帯の「最初の72ページで涙が出ました」という文言をみ…

自己紹介

はじめまして、こーたろーと申します。 今回は記念すべき初記事なので、簡単に自己紹介しておきます。自分は東京都内に住む読書が趣味の大学生です。毎月10冊程度の本を読みながら生活しています。ジャンルとしては、小説がメインでたまーにビジネス本や学術…